• Skip to main content
  • Skip to primary sidebar

お香典.net お香典に関する正しい知識とマナー

正しい「お香典」の知識とマナーを紹介。お香典はそもそもどういったものなのか?どのくらいの金額を包めばよいかなど、知っていそうで知らないお香典のことを紹介しています。

You are here: Home / お香典の色々 / 岩手では六文銭が異なる?

岩手では六文銭が異なる?

2016年4月20日 by 中越

六文銭は100万円の場合、異なることがある?

全国の葬儀で六文銭が100万円納棺の場合、故人となった方が愛用していた品、または旅支度の杖・脚絆といったものを副葬品として入れています。副葬品を入れる際、一文銭を六つ印刷したものを入れる場合があるのです。「三途の川の渡り賃」とも言われている為、以前は本物の六文を入れていたと考えられており、時が流れた今でもその風習は残っています。

岩手県でもこの印刷された一文銭を入れる風習はあり、他と少し異なることがあります。それは、「100万円」と書かれている紙を棺に入れることです。それは、あの世で故人がお金に困ったりしないようにという思いがあるからで、「1千万円」「1億円」と書かれる場合もあります。

岩手では何度も通夜が行われる?

雪が深く山も多い岩手ですから、昔は今のように簡単に行き来が出来る状態ではなかったのです。そして岩手では色々な風習が見られる特徴のある地域とも言えるでしょう。沿岸部の方では故人となった日から葬儀まで毎日夜に供養を行って、これをすべて「お通夜」として行い、県央部の方では火葬の前日に通夜を行って、そして通夜が済んだ日の夜にまた同様の儀式を含んだ「お逮夜」を行うようにしています。

ただ、「逮夜」を行う場合は近親者のみ集まって行われるしきたりで、近親者以外遠慮するようになっています。香典の方ですが、岩手県では故人となった方の亡くなられた日にお悔やみと書いた香典、お通夜または告別式では「御霊前」と書いた香典を渡すようになっています。

岩手県の葬儀式場について。

全国的に葬儀式場へ入るのは、通常なら先に遺族の方が入って参列者の方々を迎えるようにするのが通常ですが、岩手だと逆となり、参列者が先に会場へ入って、参列者が入ったのを確認して、遺族は後から行列して式へ入ります。その後から僧侶が式へやって来て、葬儀が始まります。

幕張りの基本について。

葬儀の室内装飾の基本技術といえる幕張についてご紹介します。葬儀での幕張は祭壇を引き立たせ、室内を一体化させるものとされています。他には参列者達の気持ちを一つにまとめ、厳粛な心で喪に服するために大切な演出と言えるでしょう。

幕張についての説明ですが、まず初めに足場となる台を用意して画鋲を打っていきます。画鋲を打つ際その数は最低限に抑えて、画鋲を打つ部分も側面の幕の上からでもデコボコが左右均等にして打つのが理想とされています。正面や側面に張る幕については天板の上で裏返すのですが、前もって裏返し、打っていくと作業が効率的となるので、このやり方が好まれます。

幕張で大事なのは、正確に「中心」を取るようにすることです。中心の目安となる箇所に画鋲を打ったら、両方とも画鋲のサイズの分だけ同等に間が空いたら、中心に打てたということになるのです。また、幕を胸元で重ね合わせてチェックしてみたり、そして家紋がついていたら、それを透かして重ねてみることによって正確さを確かめることが出来ます。前後・左右の適した場所に画鋲を打って幕全体を裏返して完成となります。

幕を張る時のポイントとなるのは、

その1:幕を張る作業をする際は、なるべく天板の上で行うこと。

その2:幕を裏返して張る技術を持っていること。

その3:幕の中心を正確に取れるようにする。

その4:幕の中心の目安にするには両端を重ね合わせる。

その5:家紋を重ね合わせるやり方も中心の目安となる。

自宅で葬儀をする際、幕を張るのは玄関周り・廊下・天井・壁・柱・階段などです。幕を張ったら、葬儀が行われる部屋の装飾に移りますが、幕張の前に中心となる線を決定することがとても大切とされます。部屋が和室だと、畳の縁・天井の線が参考なのですが、それが部屋の中心とは限らないので、天井の電源部分が中心と決めてかかって作業をしてしまうと、左右の幕・装飾、祭壇の位置まで崩れてしまう場合もあるのです。

ですから、中心を正確にとることは大事なこととなります。水引幕についても同じです。何故なら水引きは左右のバランスが一番問われる装飾だからで、細かいところまで注意が必要です。寺院や会館で行われる葬儀の場合でも水引の装飾は施されるので、幕張りのプロは特に腕の見せ所となるでしょう。幕を無事張れたら水引の紐を布の布の表と裏に垂らします。幕張りの技術で他に大事となるのは「ひだ」と言えます。幕に余裕がある際、ひだをあしらい、焼香台も綺麗に装飾するのです。

「ひだ」というのは、前もって幕を天板の上で裏返して、10㎝程の幅で丁寧に折り返していきながら画鋲を打っていき、表に返して完成したものを「ひだ」と言います。幕張のプロはプロなので手早くその作業を行い、手の平・指などを定規として使い、長さを合わせるという技も持っているのです。単に幕張は隠すものではありません。装飾するということがポイントとなるので、幕張のプロは仕事をする際、いつもその意識を忘れずに作業をしています。

Filed Under: お香典の色々

Primary Sidebar

最近の投稿

  • 鳥取・島根・山口、各県のしきたり
  • 和歌山・岡山・広島、それぞれの風習。
  • 徳島・高知・香川の儀式について
  • 大阪・奈良・三重の風習や香典について。
  • 滋賀・京都・兵庫の変わった風習。

アーカイブ

  • 2016年4月
  • 2016年1月
  • 2015年12月
  • 2015年11月

カテゴリー

  • お香典のあれこれ
  • お香典の基礎知識
  • お香典の色々
  • お香典を渡す
  • お香典を渡す人
  • お香典を渡す場所
  • 未分類

Copyright © 2025 · Magazine Pro on Genesis Framework · WordPress · Log in